プリマネットでディレクター・ライターをしている新田です。
プリマネットには2018年に中途で入社しました。普段は広告制作のディレクションをしつつ、Webサイトの制作も行なっています。
Webサイト制作と言っても僕が担当している部分は少なく、コンテンツの企画と制作、WordPressの実装がメインです。
デザインやコーディングの実作業はやらない場合が多いですが、UXデザインやUIデザインは興味があるので、この辺りは書籍などで日々勉強しています。
あと、このメディア「PRIMAGAZINE」の編集もしています。さて今回のテーマは、「オウンドメディアを始めるきっかけ」について、少しお話していきます。
オウンドメディアは10年ぐらい前からあったし、ピークもすでに過ぎているという見方が多いです。そんな状況で、僕がオウンドメディアを始めるきっかけは、次の4つです。
- アウトプットの習慣作り
- 社内の情報共有
- 小企業のお手本になる
- 求職者に自社を知ってもらう
アウトプットの習慣作り
このオウンドメディアの一番の目的は、「アウトプットの習慣作り」です。
プリマネットには、デザイナー・ライター・DTPディレクターなど複数の担当者が在籍していますが、皆アウトプットの習慣がありません。
個々に担当している業務で忙しいという理由もありますが、それを考慮したとしてもアウトプットが少ないです。もちろん強制するつもりはありませんし、無理に行なっても意味がありません。
しかしアウトプットを習慣づけることは、会社・社員ともにメリットがあると僕は考えています。
裏の努力を汲み取れる
アウトプットは基本的に他人に見える形なので、その人が「どれだけ頑張っているか」を客観的に確認できます。
逆にアウトプットがないということは、その人の「裏の努力を汲み取ることができない」ということになります。
とはいえ会社も営利団体なので、裏で努力をしても結果を出せなければ、評価することはできません。これは当然のことです。
しかし社員の裏の努力は、会社として見てあげる必要があると僕は思っていますし、適切なアドバイスができれば、社員の可能性を広げることもできます。また他の社員の良い刺激にもなります。
社内で切磋琢磨し、会社全体として成長していけるのは、経営側からすれば理想の形です。
スキルアップ
アウトプットを習慣化するとスキルアップにつながります。アウトプットをするためにはインプットをする必要がありますから、必然的に物事や情報に触れる機会が多くなります。
会社は学校の授業と違い、自主的に学んでいかなければ、知識が増えることはありません。日々の業務でも学べることはありますが、上のステップに進むためには、やはり自主的な学習習慣は必要です。
会社として業務時間外に学習を強制することは当然できませんが、「している人」と「しない人」では、のちに大きな差が生まれます。
しかし日々の業務が手一杯で新しい学習ができない環境は、明らかに会社のマネジメント不足ですし、この問題は改善していかなければなりません。
僕の理想としてはGoogleが実施している「20%ルール」です。20%ルールとは、業務時間のうち20%は、将来的にチャンスとなるプロジェクトに取り組むというルールです。
これができれば、社員のプライベートの時間を確保しつつ、社員のレベルを上げることができます。
社内情報の共有
プリマネットは、社内の情報共有がとても弱いです。
席こそ向かい合っていますが、みな自分の業務を行なっているため、他の担当者と情報共有することは少ないです。また担当している顧客の商材や性質が異なるので、専門的な話もできません。
しかし逆に畑違いだからこそ、担当者が気づかないポイントやひらめきはあると僕は考えています。もちろんすぐに結果に結びつくことはありませんが、長い目で見た場合、この取り組みが成果を生み出す可能性はあります。
小さい会社は利益を確保しないと経営状態に影響するため、目先の利益を重視しがちですが、規模を大きくしていくには、中長期で物事を考えていかなければなりません。
今すぐ結果が出ずとも、のちに大きなリターンとなりえるなら取り組むべきだと思いますし、仮に失敗しても得られるものは必ずあるはず。
情報共有で、ここまで広げられたら良いなと思っています。
中小企業のお手本になる
僕はPrimagazineを通して、小企業のお手本になりたいと思っています。
小規模の会社は、様々な問題を抱えています。
- 継承問題
- 人材不足
- 人材育成
- 社内体制
- 事業投資
これらはもちろんプリマネット自体も抱えている問題であり、のちに対処していかなければならない課題です。
試行錯誤する過程での発見や結果を発信することで、他社でも活かすことができますし、プリマネットを覚えてもらう良い機会になります。
当社は営業専任がいないので、外部から仕事を取れる仕組みが必要です。こういった思惑もあります。
求職者に自社を知ってもらう
今すぐではありませんが、事業拡大を目的として社員の採用も考えています。
求職者にとって会社は、今後の人生を左右する大事な部分なので、ミスマッチを防ぐためにも自社の業務風景や取り組みを発信していく必要があります。
これまでは、自社で採用情報を発信したことはなく、転職サイトに求人を出しているだけでした。しかしこれでは集まる人材の性質がバラバラで、ミスマッチが起こりやすくなります。
自社の性質や特徴を事前に知ることができれば、ミスマッチは事前に防ぐことが可能ですし、自社が求める人材を集めやすくなります。
最後に
オウンドメディアを立ち上げた理由を書きましたが、これはあくまでも現時点の話です。運営していくうちに、目的が変わるかもしれません。
目的やルールを決め過ぎない方が、のちに運用方針が変わった際に扱いやすいし、初めての社員も書きやすいはずです。
また以前のブログとは違い、社員が書いた記事をチェックする編集部もあるので、ある程度の品質も保てると考えています。
僕自身まだまだ未熟な部分が多いですが、このメディアや仕事を通して、様々な方向に良い影響を与えていきたいです。