こんにちは。最近、ジメジメとした暑さにやられそうになっているAPKです。
今回は、PHPを始めたばかりの方やこれからPHPを始める方につまずきポイントとその対処法を解説していきたいと思います。
PHPとは?
お問い合わせフォームや会員登録画面で登録するシステム、ホームページを制作できるWordpressを利用する上で必要な言語です。
PHPの歴史は古く、今から26年前の1995年から使われているプログラミング言語です。手続き型や命令型などのプログラミングの型がありますが、それはまた別の機会に。
実はPHPはHTMLとの相性が良く、PHPコードの中にHTMLを記述することも出来ます。
1. 仮想サーバー(XAMPP)のダウンロードとインストール
様々なPHPの教本を見てみると、「まず仮想サーバーのダウンロードの仕方が分かりづらい!」等のレビューをちらほら見かけました。
私もここで躓いて色々と調べたのですが、ダウンロードの仕方については記述がなかったので自力でいろんなボタンを押して、なんとかしました。
つまずきポイント:仮想サーバーのダウンロードするものと、インストールの仕方が分からない。
それでは順番に説明していきます。
- まずはダウンロードサイトに行きます。
ダウンロードサイト https://www.apachefriends.org/jp/index.html
Windows版とMac版ではダウンロードボタンが違うので注意してください。
ダウンロードボタンを押すと、こんな画面が出てくると思います。この画面のまま放置しておくとダウンロードが始まります。
- ダウンロードをしたら、ダウンロードフォルダの中に
・Windowsの場合は「xampp-windows-x64-8.0.7-0-VS16-installer」
・Macの場合は「xampp-osx-8.0.7-0-vm.dmg」
というインストーラーが出てきますので、それをクリックしてください。
- インストーラーを起動すると、こんな画面が出てきます。この画面のNEXTを押してください。
- 次の場面でこの画面が出ます。今回はPHPのみ動かしたいので、青色の枠のものにチェックを入れてNEXTを押してください。あとはひたすらにNEXTを押し続けるとインストールが始まります。
- 最後にこの画面が出てきます。すぐに起動させない場合はチェックを外してFinishを押すとインストールが完了するはずです。チェックを入れた場合は、デスクトップにオレンジのアイコンが新しく出来ていれば完了です。お疲れ様でした。
2. 作成したコードが反映されない!
HTMLとCSSのコーディングをデスクトップ上に置いて書いたコードがそのまま出てしまうエラーが発生した方はいますか? ※本当はエラーではないです。
APKはHTML、CSSのコーディングを確認するときはデスクトップに直置きしてgoogleで検証していました。
ですが、PHPだと全く反映されず、何故か全てのコードがそのまま表示されてしまいました。
つまずきポイント:PHPが反映されずコードがそのまま表示される。
対処法①:XAMPPのコントロールパネルの「start」ボタンを押す。一回押してみてダメだった場合は、再起動してもう一回押してみる。
「start」ボタンをもう一度クリックしたら、フォルダのパスを直接ブラウザに打ち込んでみる。
※フォルダ名のところは、コーディングや画像を入れたフォルダ名を入れてください。これでも表示されない場合は他の問題があります。
対処法②:フォルダの場所を変えてみる。
PHPはApacheが認識できるフォルダにコードや画像を入れると作動します。
その保存場所が変わると画像やコーディングを取ってくる場所(パス)が変わります。
そこでXAMPPのフォルダ内にPHPのテキストを保存してみると・・・
表示されました!
そのフォルダが、Apacheが認識できるフォルダという事です!
3.コードを書いているのにPHPにならない(sublime text)
やっとPHPが作動するようになり、新しいテキストでサンプルコードを書くとテキストエディタの色が反映されません。
ブラウザで確認しようとすると、やはりPHPの部分だけすっぽり抜けています。
これはなぜかというと、PHPはHTMLのコードの中に書くことができるのでPHP部分もHTMLと認識されているためです。
そこまでは分かるのですが、なぜドキュメントの拡張子を「.php」にしているのにHTMLになってしまうのかは不明でした。
つまずきポイント:コードを書いているのにPHPにならない。
対処法:Sublime Textの上部分を色々いじっていると、ある項目が出てきました。
場所はTOOL → Build System
その中にPHPがあるので保存して再起動してみると、やっとPHPとして反応してくれました!
原因としては、拡張子が「.php」でもHTMLの宣言をしているので、中のコードを全てHTMLとして認識しています。
PHPの部分だけ表示されないのは、それが原因だと考えられます。
4. echo と print どっちを使うのが正解?
PHPのコーディングをある程度進めていくと、サンプルコードやネットのコードを見る機会も増えるかと思います。
その中で、printを使う人とechoを使う人がいてどっちが正しいのか迷いませんか?
つまずきポイント:echo と print どちらを使うのが正しいのか分からなくなる。
教材によってecho printのどちらも使っていたり、どちらかだけを使っていたり、人によってバラバラですが、実はどちらも正解です。
ネットの様々なサンプルコードやサイトを見てみると、echoを使う人の方が若干多いような気がします。
ですが、本当は以下のような明確な違いがあります。
echo は文字列をカンマで区切ることができるが、変数などの式は1つで表示することができない。
例) echo ‘Hello,World’; // Hello,World
print は結果を1つの式で返すことができるが、文字列をカンマで区切るとエラーが出る。
例) $output = print ‘Hello World’; // Hello World
$output = ‘Hello World’;
echo = $output; // Hello World
なので、使う場面や自分の好みで使うと良いと思います。
5. 文字しか表示されない、数字しか表示されない
PHPは、変数に計算式を代入して結果を出したり、文字列と合わせたりして使う機会があります。
コードを書いた際に文字列だけ表示されて数字が出ないとか、逆に計算の結果は出るのに文字は出ないといったこともありました。
つまずきポイント:文字しか表示されない、数字しか表示されない。
対処法:“”(ダブルクォーテーション) なのか’’(シングルクォーテーション)なのか確認する。
変数の場合に限りますが、‘’(シングルクォーテーション)で囲んでしまうと、数字が文字として認識されてしまうので、必ず“”(ダブルクォーテーション)で囲むようにしましょう。
まとめ
今回はPHP初心者のAPKが最初に躓いてしまったポイントと対処法を5つ解説しました。
PHPはHTMLやCSSと違い、文字の代入や変数の計算などの数学的要素があり、難しく感じる部分もあるかもしれません。
ですが、PHPが使えるようになると、お問い合わせフォームや会員登録などのシステムが作れるようになり、HTMLやCSSなどの見た目以外の部分で出来ることがグッと増えます。
これからPHPを学ぶ方、学習し始めたばかりの方に、この記事が役立つと幸いです。