「今のホームページ、デザインが古いのではないか」
「採用を考えているが、今のホームページで大丈夫だろうか」
「取引先がホームページを新しくしたし、自社も見直す時期かな」
このように思ったことはありませんか。
中小企業の経営者の方とお話ししていると、このようなきっかけでホームページの見直しをご相談いただくことがあります。
中小企業では、ホームページを作った後、更新や見直しをする機会がないまま、10年以上そのままになっているケースもあります。
しかし、その間に会社の事業内容やお客様、採用環境は変化しています。
ホームページも、今の会社の姿に合わせて見直す時期が来ているかもしれません。
昔のホームページは「会社案内」「名刺代わり」
ホームページが普及し始めた頃は、現在ほどホームページに求められる役割は多くありませんでした。
会社概要や事業内容、所在地、電話番号などを掲載して、
「会社の情報をインターネット上でも見られるようにする」
という、会社案内や名刺代わりのような役割で作られたホームページも多くありました。
そのため、以前のホームページでは、
- 検索から新しいお客様に見つけてもらう
- 自社の強みを詳しく伝える
- 問い合わせや採用のきっかけになる
といった役割は、現在ほど重視されていないケースもありました。
そうしたホームページから問い合わせがあまり来なかったとしても、不思議ではありません。
最初から、現在のように問い合わせや採用につながることを意識して作られていなかったからです。
だからといって、昔のホームページが悪かったわけではありません。
当時求められていた役割は、十分に果たしていたのだと思います。
ホームページを見る環境も変わりました
もう一つ大きく変わったのが、ホームページを見る環境です。
以前はパソコンでホームページを見ることが中心でした。
そのため、古いホームページの中には、現在スマートフォンで開いても、パソコン用の画面がそのまま小さく縮小されて表示されるものがあります。
「スマートフォンでも表示されるから大丈夫」
と思われることもありますが、
スマートフォンで表示できることと、スマートフォンで見やすく作られていることは違います。
文字を読むたびに画面を拡大したり、小さなボタンを押したりしなければならないホームページは、現在の閲覧環境に合っているとは言いにくいでしょう。
自社ではパソコンで確認していて問題ないと思っていても、初めて会社を知る人はスマートフォンから見るかもしれません。
大切なのは、自分たちが普段どのように見ているかではなく、ホームページを見る相手がどのように見るかという視点です。
会社を知ったら、まずホームページを確認されることも多い
ホームページを見る場面も変わっています。
例えば、
- 紹介された会社について、依頼する前に確認する
- 新しい取引先を探す際に、会社情報や実績を確認する
- 求職者が応募する前に、どんな会社なのか調べる
といった場面です。
自分たちは普段ほとんど見ていないホームページでも、初めて会社を知った人にとっては、その会社を判断するための大切な情報源になっています。
現在のホームページは、初めて会社を知った人に、自社の仕事内容や強み、考え方を伝え、問い合わせや採用につながる判断材料になる役割も担っています。
求人をきっかけにホームページを見直す会社もあります
当社にホームページのご相談をいただくきっかけの一つに「求人」があります。
これまではホームページを特に意識していなかったものの、求人を始めることになり、
「応募を考えている人にもホームページを見られる」
ということから、現在のホームページを見直したいというご相談です。
求職者は求人情報だけでなく、
- どんな会社なのか
- どんな仕事をしているのか
- どんな人が働いているのか
- 会社の雰囲気はどうなのか
などを知りたいと考えます。
特に知名度の高くない中小企業では、ホームページが会社を知ってもらう重要な材料になります。
これは求人だけではありません。
新しい取引を検討している人も、紹介された会社について調べる人も同じです。
「自分たちはホームページをあまり見ていない」からといって、「相手も見ていない」とは限らないのです。
良い技術や実績があっても、伝わらなければ分からない
中小企業には、長年培ってきた技術や経験、独自の製品、他社にはない対応力を持っている会社がたくさんあります。
しかし、ホームページでは、それが十分に伝わっていないことがあります。
実際にお客様とお話ししていると、普段は当たり前だと思っていることが、その会社ならではの強みや特徴につながっていることがあります。
長年培ってきた技術や経験、特定の分野で積み重ねてきた実績、お客様から選ばれ続けている理由など、社内では特別なことだと思っていない部分が、初めて会社を知る人にとっては重要な情報になることがあります。
しかし、初めて会社を知る人には、伝えなければ分かりません。
ホームページには会社情報を掲載するだけでなく、そうした会社の価値を伝える役割もあります。
「ホームページに載せるものがない」という会社もあります
「うちはホームページに載せるものがないんです」
というお話を聞くこともあります。
特に企業間の取引では、取引先との関係から社名や製品、事例写真などを公開できないことがあります。
もちろん、公開できない情報を無理に掲載する必要はありません。
しかし、掲載できる事例写真がないことと、伝えられることがないことは同じではありません。
普段の仕事についてお聞きしていくと、
- どんな仕事を得意としているのか
- どんな相談に対応できるのか
- 長年どのような仕事を続けてきたのか
- 仕事をする上で大切にしていること
- 他社とは少し違う対応
などが見えてくることがあります。
それは取引先に伝える情報になるだけでなく、求職者にとって会社を知る情報にもなります。
「載せるものがない」のではなく、自分たちにとって当たり前になっているため、まだ言葉にできていないだけという場合もあります。
「今は仕事があるから集客は必要ない」という会社もあります
「今は既存のお客様から仕事をいただいているので、ホームページから集客する必要はありません」
という会社もあります。
もちろん、現在の仕事が安定しているのであれば、無理にホームページから問い合わせを増やす必要はありません。
ただ、取引先や市場の状況はいつまでも同じとは限りません。
そして、いざ新しい取引先を増やそうと思ったときに、ホームページを作り直せば、すぐに問い合わせが増えるわけでもありません。
自社の強みや実績を整理したり、検索で見つけてもらえるよう情報を蓄積したりするには時間がかかります。
だからこそ、仕事が安定しているときに、
「これから自社を知る人に、きちんと会社のことが伝わる状態になっているか」
を考えておくことにも意味があります。
オンライン化で、取引できる地域も広がっています
以前であれば、仕事を依頼するときには近くの会社を探すことも多かったと思います。
現在では、
- オンラインで打ち合わせができる
- 資料やデータをインターネット上でやり取りできる
- 遠方でもスムーズに連絡や確認ができる
など、距離による制約は以前より小さくなっています。
当社も東京を拠点としていますが、ホームページを通じて遠方のお客様からご相談をいただくことがあります。
会社の規模や業種によって違いはありますが、ホームページによって、これまで接点のなかった地域の人に会社を知ってもらえる可能性も広がっています。
ホームページを見直すことは、デザインを新しくすることだけではありません
ホームページを見直すというと、
「古いデザインを新しくする」
ことを思い浮かべるかもしれません。
しかし、本当に大切なのは見た目だけではありません。
- 今はどんな仕事をしているのか
- 自社の強みは何なのか
- 初めて見る人に仕事内容が伝わるか
- お客様や求職者が知りたい情報があるか
こうしたことを整理することが大切です。
ホームページについて話をしているうちに、それまで会社自身も気づいていなかった強みや特徴が見えてくることもあります。
ホームページを見直すことは、今の会社そのものを改めて整理する機会にもなります。
昔作ったホームページが悪いわけではありません
昔作ったホームページは、その当時の目的では十分に役割を果たしていたかもしれません。
しかし、その後、
スマートフォンが普及し、検索の使われ方が変わり、求人の方法が変わり、オンラインで遠方の会社とも仕事ができるようになりました。
そして何より、会社自身も当時とは変わっているはずです。
事業内容が変わった会社もあれば、新しい技術や実績が増えた会社もあります。
ホームページだけが昔の会社のままになっていないでしょうか。
すぐに全面的なリニューアルをする必要があるとは限りません。
まずは一度、自社のホームページを、
「自分たちが見る」のではなく、「初めてこの会社を知った人が見る」
という視点で見直してみてください。
今の会社のことが、きちんと伝わっているでしょうか。
そこから考えてみることが、ホームページを見直す最初の一歩だと思います。
中小企業のホームページ制作をお考えの方へ
ホームページを見直す際には、何から考えればよいのか、どのように進めればよいのかを整理しておくことも大切です。
ホームページ制作を検討されている方は、こちらの記事もご覧ください。